【VPNサーバ】OpenVPN導入その5

ASUSのタブレットを購入したので、こちらにもOpenVPNを導入します。

  • OpenVPN設定(クライアント用の証明書と鍵作成(追加))
    RaspberryPiでタブレット用の証明書と鍵を作成します。

    cd /etc/openvpn/easy-rsa
    source ./vars
    ./build-key クライアント名(タブレット)
    

    作成した証明書や鍵のうち、
    クライアントで利用する下記ファイルをWindowsにUSB等で持ってきて、設定を行います。

    ca.crt
    クライアント名(タブレット).crt
    クライアント(タブレット).key
    ta.key(iPhone優先のため、利用していませんが、一応)
    
  • クライアント設定ファイル(タブレット用)
    クライアント設定ファイルとして「クライアント名(タブレット).ovpn」ファイルを作成します。
    設定内容は「OpenVPN導入その3」の設定値と全く一緒です。
  • はまったこと
    タブレットにOpenVPNをインストールするとデスクトップに「OpenVPN GUI」の
    ショートカットが作成されるので、ダブルクリックして実行し、接続します。
    単純に実行するとOpenVPNには接続し、IPが割り振られますが、
    OpenVPN内の他のクライアントに接続できませんでした。
    pingももちろん飛びません。

    ipv6が悪さをしているのかと色々勘ぐりましたが、
    ちゃんとクライアント側のログを見てみると下記エラーが出力されていました。

    ROUTE: route addition failed using CreateIpForwardEntry: アクセスが拒否されました。[status=5 if_index=12]
    Route addition via IPAPI failed [adaptive]
    Route addition fallback to route.exe
    env_block: add PATH=C:\Windows\System32;C:\WINDOWS;C:\WINDOWS\System32\Wbem
    ERROR: Windows route add command failed [adaptive]: returned error code 1
    

    Cドライブ内のexeファイルを実行できていないようです。
    これを解決するには「OpenVPN GUI」のショートカットを
    常に管理者権限で実行する必要があります。

    「OpenVPN GUI」のショートカットを右クリックからプロパティを開き、
    「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」のチェックボックスをチェックします。
    これで無事、OpenVPN内のクライアントにも接続できました。